Windows 10 NTFS代替ストリーム
代替データストリーム(Alternate Data Streams)の情報がWindows10から少し変わったようです。
代替データストリームとは
NTFSで使われる、ファイルやフォルダに追加することのできるメタデータみたいなものです。
このデータはインターネットなどからダウンロードしたファイルを開こうとしたときに出る警告画面の表示などに使用したりします。
ZoneIDの種類
メタデータの中にZoneIDというデータがありインターネットからダウンロードされたものには3が付きます。
ZoneIDの種類は以下のようになっていて、インターネットオプションで私用される4つのゾーンがあります。
- ローカルイントラネットゾーン
- 信頼済みサイトゾーン
- インターネットゾーン
- 制限付きサイトゾーン
代替ストリームの確認方法
DIRコマンドのオプション/rで確認することが出来ます。
代替ストリームがあるものはファイル名の後に「:Zone.Identifier:$DATA」という文字列が付いています。
メタデータの中身を見たいときは以下のコマンドで表示することが出来ます。
c:\>more < googlelogo_color_272x92dp.png:Zone.Identifier:$DATA
出力結果
[ZoneTransfer]
ZoneId=3
ReferrerUrl=https://www.google.com/
HostUrl=https://www.google.com/images/branding/googlelogo/1x/googlelogo_color_272x92dp.png
Windows 10ではZoneIDのほかにダウンロードしたURLなどの情報が記載されるようになったようです。
参考情報
Introduction to ADS – Alternate Data Streamshshrzd.wordpress.com